0. タブ譜入門
5線での音符入力との違い
TAB譜はコードの押さえ方を覚えるとき、ソロのスケールを学習するときに役立ちます。簡単な曲はコード名さえわかれば十分なので、5線の譜面も要らないようになりますが、初心者のうち、またはちょっと変ったコードの押さえ方を示すときにはタブ譜が必須です。そこで、(管理人が) マニュアルを読みながら初めてタブ譜書きに挑戦しました。題材はWe Wish A Merry Christmasのコードです。ギターの音がだせるので、かんたんな伴奏音源になります。経験的にはクリーンなギターの音は我慢できます。歪んだギターの音は難しいです。
日本語マニュアルの該当ページ: https://musescore.org/ja/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF/3/tabpu
準備
- (タブ譜だけ) ギタータブまたはベースタブの楽器(段)を追加する — 編集メニュー、楽器
- ギター、ベースギターの (tab) から選ぶ。例えば
- アコースティックギター(TAB譜)、エレクトリックギター (TAB譜) — 音はミキサーで変更できる
- エレクトリックベース (TAB譜)、5弦もある — ベースとアコースティックベースの違いは不明
- 6弦ベースやその他 — カスタム設定が必要 (再生しないなら、ギター用6線でベースが書ける)
- ギター、ベースギターの (tab) から選ぶ。例えば
- 楽器 (ギターまたはベース) を追加して、右の譜表に 「リンクされた譜表」で譜表を追加
- 譜表の右の標準をクリックして、ギターTABを選択
- TAB譜 6弦 — 簡易、標準、完全の3種ある。まず標準で試す。
We Wish A Merry Christmas (前のセクションのコーラス譜を若干修正したものにTAB段追加): https://drive.google.com/open?id=1423hf_m3Wjc5pYV5oQXsv4_jsvxErWD4
音符入力 — 5線との最大の違いは「弦を選び、フレットポジションを指定」
- Nで入力モードに切りかえ
- 音符 (または休符) の長さを選択
- A. 数字入力
- 入力対象弦をカーソル (下矢印) キーで上下する (1弦にある目印を下げる)
- 選んだ弦のフレット番号をキーボード入力 (開放は0 fret)
- B. 弦を選択してフレットをカーソルキー (右矢印)で移動
- 同じ長さの音符なら横は右カーソルキーで進めるとコピーされる
- 段のカッコを追加した段に広げる
- 上のMuseScoreファイル例を編集しましょう
- カッコをダブルクリックして引っ張るだけ
教則本で見かけるギター、ベースギター固有の記号 (調査中)
- コードストロークの省略記法
- ミュートして弾くコード (シャカ音)
- チョーキング (ベンド)
- ビブラート
- ハンマリング/プリングオフ
- 運指 (左手指、右手指)
以上