3. Guitar Solo入力例 (オープンG スライドも入れてみました)
12小節ブルーズにギターソロを追加
Step0: 準備 (前のレッスンのスコアからの設定変更)
- ギターソロ段を追加
- ギターソロは繰り返さないので、リピート記号を消して、カウント2小節 + 24小節に
- 最後にジャーンの1小節を追加
- 最後から2番目の小節をエンディングらしく変更
- 段をまとめるカッコがなかったので追加
作業結果 (最後の小節の直前未修正、PDF) Blues_Practice-Solo0
MuseScoreファイル: https://drive.google.com/open?id=1ypMSivqZTRz6PgXJyw6GVZsSr3sen9ST
Step1: 簡単なソロ入力
- 管理人の手くせフレーズを入力 (お好きに)
- チョーキング(bending)、ハンマリング、プリングオフの書き方 (できれば再生音も期待通りに)
- 以下、少しずつ説明します
- 参考URL: https://drumimicopy.com/category/how-to-make-score/how-to-make-guitarscore/
最初の小節 (図のA9は下の段のリズムギターのコード)
- ここまでで一般的なギター特有の演奏指示はほとんどマスター
- 休符はTAB譜には表示されないので、4拍目に2弦5フレットの4分音符入力
- 編集モードでctrl-3 (3連符入力ショートカット) — 5線のときの操作と同じ (復習)
- ダウン、アップピッキング
- パレットからアーティキュレーション (???でフルパレット表示)
- シャッフルで普通に8分音符ダウンアップ
- 8ビートピッキング by 成毛 滋
- この通り弾かなくてもよい (お好きに)
- ハンマリング
- スラー — パレットの線から (同じ音の場合はタイを使う。上の方の音の長さ表示)
- ハンマリング開始の音符を選択してから譜表テキストとして "H"を入力 (ドラッグして位置変更可能)
- プリングオフについてもテキスト表示は可能 ("P")
- 再生にはHとPの区別はないが、スラーをつけておけば、それっぽく聞こえる
- チョーキング (bending)
- 音符を選択して、パレット、アーティキュレーション、フルパレット表示で "full" をダブルクリック
- チョーキングによる音程変化は標準で全音(半音2つ)上げ、音符選択後、右クリックでプロパティを表示 して変更
- 全音チョーキングのグラフが表示されるので、上げ幅を2箇所半分にして1/2に変更
- 上げるタイミングもグラフで調整できる
- この小節の後半のチョーキングはfullのままでよい
- ミキサーで音色を変えてみる — Overdrive Guitarなど (どれにしても音はしょぼい)
残りの11小節に手癖フレーズを入力
- 3連符多数
- 3音以上のスラーは、範囲選択してから、スラーをつける
- ハンマリング、プリングオフ、チョーキング
- 3連のピッキング指示は管理人流 — 実際に弾くときはちょっと違うかも
ここまでの出来上がり(PDF): Blues_Practice-solo-page1
再生音:
繰り返しの12小節はボトルネック奏法 (上級?)
タブ譜でのチューニング変更 (ハンドブック) : https://musescore.org/ja/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF/3/tabpu
オープンチューニングの例
https://naru-gakki.com/guitar-opentuning/より表を引用
弦を緩めるタイプ (ギターにやさしい) の主なオープンチューニングは
- メジャー、ブルーズ: Open G、Open D — ここではOpen Gを採用
- マイナー: Open Gm、Open Dm
チューニングの変更
- 曲の途中でTAB譜のギターチューニングを変更できるか — 無理と思われる
- (結論) 別の楽器なので、一段別に作成する
- 先頭の楽器名を右クリックして、プロパティ
- 弦の設定で各弦開放の音名を入れる
変更前
変更後 (A2などのオクターブ数字はCからでなく、Aから変わることに注意)
スライド (ボトルネック) 奏法でソロ
- 最初の2小節 (ブルーズ2巡目) — オープンG
- 4弦14f, 3弦14f の6連フレーズ
- 最初だけ4弦12f –> 14f にスライド
- 譜面としては、16分12f ->14f のスラーでわかるが、再生が期待通りにならない
- チョーキングの書きかたにすると少し実際の演奏に近づく (完璧からはほど遠い)
- 1小節目は全音上げ
- 2小節目は半音上げ (16f –> 17f)
- ギター用のビブラートはパレット –> 線 (フルパレット) に2種類
- 細いビブラートは再生であまり効いている感じがない
- 太いビブラートはわかる
- 演奏指示としてはこれで十分
- ピッキング指示はalternateなので省略 (ハンマリング)
- 6連はdududu
- 他はシャッフルでdown, up
完成例 (PDF): Blues_Practice-solo
完成例 (MuseScore): https://drive.google.com/open?id=1H-P7WcLQzixfJoVpeEu2N6PamSV3bTX2
再生音:
以上、自分で試してください。