3種のDa Capo (D.C.)、D.C.時のリピートなし/あり
Da Capoは先頭に戻ること
印刷物としての譜面では区別されずに用いられているようですが、MuseScoreでは以下の3種類が用意されていて、正しく使わないと期待通りに再生されません。パレットの反復記号から選び、つけたい小節を選択してから、パレットの反復記号を選んでダブルクリックします。
- D.C.: 先頭に戻り、他に指示がなければ、最後まで演奏して終り
- D.C. al Fine: 先頭に戻り、途中のFine (終了) 指示で終り (再生を正しくするためにはおそらく単にD.C.じゃだめ)
- D.C. al Coda: 先頭に戻り、途中のto Coda指示で、Coda (絵) にジャンプする
例題: 2小節ずつ異なるコードが鳴るだけのA, B, Cのブロック (実際にはA, B, Cは4, 8, 16小節などもっと長い)
簡単なので、自分でMuseScoreファイルを作り、色々試してください。特に指定しないかぎり、D.C. (D.S.) での繰り返し時は、リピートはじめとおわりの間を繰り返さないことに注意してください。印刷譜面では、D.C. の近くにテキストでリピートありと書けば済みますが、譜面再生での繰り返しは別途設定が必要です。
D.C.だけ (演奏順: A, B x 2, C, A, B(1回), C)
D.C. al Fine (演奏順: A, B x 2, C, A)
D.C. al Coda (演奏順: A, B x 2, C, A, D) — Codaの絵が2種類あるので一般的なものを選択
リピートありのD.C. — D.C. の文字をD.C. w/repeatなどに変更 (印刷譜面に指示必要)
再生時のリピート設定 — 意外と簡単 (演奏順: A, B x 2, C, A, B x 2, C)
- D.C. を選択、表示 –> インスペクタ –> ジャンプの「反復再生」にチェックを入れる
以上