練習課題2: 簡単なSATB
We wish a merry Christmas/England 1830s
リードボーカル + コーラス(3声) でも書けますが、練習のために4段で書いてみます。4段にすると、再生時に各楽器(声)の音量や音色が変更できます。歌詞も変えて、WooとかAhhとかにできます。
参考 (Soporanoパートだけ入力済、コード名と歌詞つき): We_Wish_A_Merry_Christmas-SATB-01
Step01: Sopranoパート(主旋律) — A: 8小節 + B: 8小節 + A: 8小節
- MuseScoreで新規作成、曲名、3/4表紙、弱起(最初の小節は1拍)、テンポ(110?) などを設定
- 一番上のSopranoパートに音符を入れる
- (オプション) マスターパレット、ブレスと休止、でブレス記号を追加
- Sopranoパートの小節をすべて選択して、ctrl-C (コピーのショートカット)
- Alt, Tenor, Bassパートの先頭の小節でctrl-V (ペースト)
- Sopranoパートだけにコード名を追加 (ctrl-K)
- 歌詞はあとまわし
- (注) 主旋律は音程が低いので実際にはAltoです。2段めのAltoは主旋律より高い音にします。
Step02: Bassパート
- オクターブ下げ: Bassパートのすべての小節を選択し、ツール->移調->下->完全8度(オクターブ)
- ベースパートの音を考えて修正
- ゴスペルでは、Sopranoの1オクターブ下の場合が多い
- この場合は伴奏なしで歌うことも想定し、コードのルート音を基本とした、ベースギターやピアノの左手のフレーズ
- 3つめのAパートは最初のAパートと少し変える
- 再生して修正 (Alt, Tenorの音はミキサーでミュートしましょう)
Bassパートの例: We_Wish_A_Merry_Christmas-SATB-02
Step03: AltoまたはTenor (両方同時に少しずつ)
- Tenorは基本コードの5度、Soprano、Altと合わせてコード名の1、3、5度の音が揃うように
- Altoは、主旋律の上、基本3度上だが、上記のように調整
- 音程が激しく上下して歌いにくくないようにする
- 7thは、この場合Tenor担当とした。主旋律がルート音の場合、3度、5度どちらか省略する場合もある
Step04: 仕上げ
- 何度も再生して手直し
- 印刷時のレイアウト調整 — 強制改行(段)、ページ数、横向きにしてみる
完成例:
- PDFファイル We_Wish_A_Merry_Christmas-SATB
- MuseScoreファイル https://drive.google.com/open?id=1PIoJilmOYDNl2poAMNULXJ9JFx-TQmoB
ずる技: 複数のパートの一段を分割、逆に合成 (ツール、パートの分割、集結)
- 分割する段の下に分割で増える数の段を用意 (楽器選択)
- 分割範囲の小節を選択してから、ツール、パートの分割
- 集結はまだ試していません。集結範囲の小節を選択してから集結で一番上の段にまとまると思われます。
- copy and pasteは、異なるMuseScoreファイル間でも可能です (MS Word、PowerPointの場合と同様)
以上