例題2: 自作曲 (ボーカル、コーラス、ギター、ピアノ、ベース、ドラム)
管理人の自作曲です。ライブでの演奏はバンドですが、事前にバンドのみなさんに各パートの概要を伝えるための譜面です。バンド構成は、ドラム、ベース、ギター (自分)、ピアノ、リードボーカル (自分)、コーラス隊 (男声1、女声2名) です。
完成形
- スコア
- 全パート ら抜きとれ足す-BandScore
- ドラム ら抜きとれ足す-Drums
- ベース ら抜きとれ足す-Bass
- ピアノ ら抜きとれ足す-Piano
- リードボーカル、コーラス ら抜きとれ足す-Vocals
- ギターパートだけの譜面は自分担当なので作っていません
- スコア再生音源 (もちろん歌詞は再生できません)
- すべて (ボーカルは練習不足ですが自分の声です。スコア再生だと歌詞がわからないので)
- 練習用カラオケ
- すべて (ボーカルは練習不足ですが自分の声です。スコア再生だと歌詞がわからないので)
ライブ映像:
以下に、このバンドスコアを書くための作業を説明します。管理人は元々あるバンドでリードボーカルとギターを担当していました。キーボード楽器は本当に簡単なものしか弾けません。その理由から、ピアノパートは実際に弾いて試さずに書きました。
Step00: 作詞、作曲 — 2日で曲はできた
- この曲は、ら抜き言葉、れ足す言葉などの言葉に関する風刺ソングなので、まず曲の主題
- イントロのギターリフ、コード進行、歌詞、メロディラインを同時に作る (1番だけ)
- 曲の構成を決める
- イントロ、コーラス、ブリッジ、アウトロなど
- イントロ、コーラス、ブリッジ、アウトロではなつかしい曲のコード進行を少し借りました
- 歌バックのリフはJames Brownの雰囲気のつもりです
- ギターで歌ってみて、2番以後の歌詞も書く
Step01: 譜面書きスタート (書いたときはMuseScore 2を使っていた)
- 各楽器の段を入れる — バンド等のテンプレートから
- 小節数、区切り、曲構成、繰り返しなどを書き込む
- イントロから1番終りまで
- リハーサルマーク書き込み
- verse 1以前のギター、ベース、ドラム、ピアノ
- ギター: 普通のコードフォームで弾いた音通りの展開形で (1, 5, オクターブ上の1, 3, 5のパターンが多い)
- ベース: シンプルにルート音中心
- ドラム: シンコペーション考えながら
- ピアノ: 基本はギターと同じコードで、指移動が少ない展開形、リズムはギターとまったく同じではなく、ちょっとずらして絡み感を出す
- コード名記入 (ボーカル段に書くと、すべてのパート譜面に表示されるようです)
- ギター、ベースはTAB譜も書けるようですが、要らないので使ったことがありません。ギターコードはコード名さえあればあとは何フレットで弾くか検討するだけです。
- Verse 1, 2, コーラスまで同様に音符を埋める
- 掛け合いコーラスを入力
- ここまでで再生してみて良い感じになるように修正
- コーラス、ブリッジ、その他の部分について同上
- 大きな音でも再生してみて、おかしいところがないか。実際に演奏してみて快適なテンポを決める
Step02: 歌詞を書き込む
- ボーカルの音符を選択して、追加->テキスト->歌詞 (ショートカット) ctrl-L
- 単語間はスペース、英単語の分割はハイフン、その音を伸ばすのは下線(_)
- 1番の先頭に戻って、ctrl-Lで2番、3番の歌詞も入力できる
Step03: パート譜の自動作成
- パート譜の設定: ファイル –> パート譜
- 上の欄で出力するパートのファイル名を決めて新規
- 下の欄でそのパート譜に含める楽器を指定
- 全パート、各パート譜の出力: ファイル–>エクスポート
- 特定のパート譜の出力: そのパート譜を見ているときに、パートのエクスポート
以上