1B. DAWで録音 (例: Zoom R16とCakewalk by BandLab)
0. オーディオインタフェースの接続と設定
0) R16とPCの接続
- R16をUSBケーブル (プリンタ用と同じ) でPCに接続し、R16の表示に従いオーディオインタフェースモードにする
- サンプリングレートはPC側で設定するのでこのときの表示は気にしない
- モニター設定の確認
- BALANCEは中央
- メトロノーム出力先切り替えスイッチ
- 1から8のフェーダー (初期100と書いてあるが、0かも)
- (まだ済んでいないなら) input 1から8のゲイン調整 (赤が点灯しないように)
R16オペレーションガイド (p.34) より引用
DAWに関する説明ではないが、METRONOMEスイッチがオーディオインタフェースモードでのモニタ出力先切り替えになるようです (音がでなくて困った)。
1) Cakewalk起動前のチェック
- PC本体のオーディオ設定 (右下スピーカーアイコンを右クリック) でR16が動作しているか確認
- Cakewalkを起動し、プロジェクトを作ってから、その環境設定で詳細設定する
ZOOM R16_R24が表示されたらOK。選択されていたら外すこと。
入力も同様
2) Cakewalk起動、新規プロジェクト作成と環境設定 (以下の操作は新規作成時だけ)
16-Tcak.cwt: ドラム8トラックと伴奏音源2トラックの合計10 (ファイルメニューからでも選択可能)
3) オーディオインタフェースの設定
編集 –> 環境設定 (プロジェクト単位)
オーディオオプションでドライバモード ASIO
デバイスの選択 (入力はステレオ4つ (モノラルで8)、出力はステレオ1つ)
サンプリングレート (48000に設定)、ASIOパネルでバッファサイズ指定、適用ボタン
- 合計latency 10.8msec (バッファサイズ128、やや危険な設定) — 録音結果で一部音飛び (ノイズ) があったので少なすぎる
- 256で12.8 msec — 自動設定はこれでした (正解)
- 512で17.6 msec — オーディオインタフェースの内部モニター (ミックス) を使うなら問題ない
バッファサイズ 256で12.8 msec、512で17.6 msec
ここで一度保存しましょう。(名前をつけて)
1. 録音準備
入力のトラック割り当て — track1に1つめのLeft Input channel
以下、track2にRight input channel, track3にLeft inputchannel(2) … とtrack 8まで割り当てる
録音待機(赤に)とモニタON (音出るアイコン) — track 1から8
訂正: モニタはOFFのまま、オーディオインタフェースの内部モニター (ミキサー) を使うほうがよい。R16の内部ミキサーの説明は「オーディオインタフェースマニュアル」p.14 にあります。
実験ではlatency (遅れ) と録音される音の確認のためにONにしました。10.6 msecは気にならない程度でしたが、一部音飛びがあったので、バッファサイズ128は小さすぎました。
空きトラック (例えばtrack 9) に伴奏音源を取り込み — まずはクリック入り音源
track 9を選択して、オーディオファイルをインポート
インポート結果
シフト、copy and paste (選択、ctrl-C、時間線を移動してそこでctrl-V)
コピー結果
2. 録音
リハーサル — メトロノームのアイコンの上のボタンでoffに(図ではon)、再生ボタンでスタート
モニターのトラック音量バランスは、下のほうのConsoleを押して、フェーダーで調整
本番
- ビデオ撮影をスタート
- Cakewalkの録音スタートボタン (再生ボタンの右側の赤ボタン)を押す
- ストップボタンで終了
3. プロジェクトの保存
- ファイルメニューからプロジェクトを保存 — まだ名前をつけていないなら名前をつける
- Xマークで閉じる場合、保存せよとメッセージが出るので、保存する
- Cakewalkを終了
- ミックスには必要ないので、USBオーディオインタフェースを外してよい。
- 終了しないで続けてミックス作業に入る場合はUSBオーディオインタフェースを外さないほうがよい
以上
ミキシング予定: 続けてなんどか演奏した中で出来がよいテークとクリックなし音源をミックスします。