チューニングとミュート
色々な状況
使える時間の範囲で出来る限り改善しましょう。先生に現場で教えてもらうのがベストです。
- 自分のドラムセット、スネア — 良い状態に保たれているはず。視点を変えて、録音した音、または他のドラマーに演奏してもらって、離れた位置で聞いてよい音かチェックして、微調整する。ドラムレッスンに自分のスネアを持っていく。
- 音楽教室のレッスン室のドラムセット — ドラム講師が良い状態に保っていてくれると期待。先生に聞きながら微調整すればよいだけ。
- ライブハウス、練習スタジオ — 良い状態に保たれていない可能性が高い。耐久性重視のドラムセットだが、ベースドラムのヘッドがぼろい、タムのヘッドがぼこぼこや破れかけの場合がある (改善の余地はあまりないでしょう、)。
ドラマー聞く自分の音と、バンドメンバーの位置で聞く音は同じではないでしょう。ちょっと離れた位置で自分で叩いた音を聞いてもらったり、レコーダで録音して確認するとよいでしょう。
自分のドラムセットでない場合のクイックチューニング
ヘッドがボロボロなら、大きな改善は見られません。貸しスタジオでは、無料のスネア貸出があるので、別のスネアを借りましょう。
- ベースドラム: ゆるゆるとか一部ボルトが緩んでいる場合は締める。参考URLの説明のように一旦緩めてから締めてもよい。
- フロアタム: ボルトがゆるゆるなら指で締める。そうでない場合は、ドラムチューニングキーで少しずつ対角にゆるめたり、締めたりして、まともな音が出るようにする。裏面も確認する。
- ベースドラムの上のタム(普通2つ): 同様に表裏ラグの緩みをチェック。音程の例は、フロアタムから3度間隔、完全4度間隔など (やや専門的なので、わからなければ適当に)
- スネア: 緩んでいるようなら締める。裏も締めるとワイヤ音が変わる。自分好みでミュート。
緩め方と締め方の原則
- 対角に星型を描くように、バランス良く締める、または緩める — バランスが崩れるとフープ(枠)が曲がる、ヘッドが偏るので注意
- 緩めるときは、少し多めに緩めて締め戻す — ギターのチューニングの要領
- 新品ヘッドをつけるときは、まず指で回せるところまで回してからドラムチューニングキーを使う
ミュート
特にスネアでカーン、コーン、という音が気になるときは、貼り跡が残らない方法で、ミュートしてみる。タムを叩くとスネアが鳴るのは自然なことだが、あまりにもうるさい場合は、近いタムの裏をミュートしてみましょう。
- ムーンジェル等のジェル状のドラムミュート製品を使う
- ミュートリングを持っていく (普通のスネアは14インチ)
- 養生テープなどの貼り跡がつかないテープでティシューやトイレットペーパーを丸めて貼り付ける
チューニングの道具 (慣れると必要ない)
- Tune Bot (商品名、1万円超) — 2012年ころからの比較的新しい道具。周波数 (音程) で測る。自分の耳で音程を聞き分けられる人には不要。元祖Tune Bot、Tune Bot Gig、Tune Bot Studio(最新?) の3種類がある — https://tune-bot.com/tuning-guide/ は一読の価値あり。日本語版 http://site149657-7769-6018.strikingly.com/?fbclid=IwAR25Dzhtyi72gvfsbpwzIYBexBa6DSddmLrekJ01cT3PLriSC1cmCi69udk
- 張力を測る道具 — Drum Dial、Tama Tension Watch — ヘッドの張力測定、水平にして使わないといけないので、時間かかる
参考URL: https://info.shimamura.co.jp/drums/article/201609201800— 一旦緩めて締める方式で5分 (慣れているなら?)
以上
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