スティック
手持ちのスティック紹介
以下は左からおよそ軽い順に並べた手持ちのスティックの写真です。重量は料理用はかりで実測しました。
左から順に
- Yamaha YCS-AJV (Jimbo)47g/一本 (もらった)
- 110H (メーカーロゴ読めない) 53g (最初に買った)
- 滑り止めラップつき (メーカー忘れた) 51g (クローズドリムショットできないので放置)
- AHEAD 7A 54g (16ビートハイハットスピードが速くなるかなあと試した)
- Pearl (型番不明) 54g (最初に買った)
- Vic Firth 55A 55g (もらった、5Aと5Bの中間)
- Vic Firth 5BN 58g (軽めの曲に愛用)
- AHEAD 5B 60g (うるさめの曲に愛用、意外と重くないし、良くはねる、手に優しい)
- AHEAD 5B short taper 66g (これも結構つかっていた、結構重く感じる)
- AHEAD 5B ちょい長い 67g (これも結構つかっていた、9と同様)
色々なサイズがあり、メーカーによって記号が違うのでわかりにくいと思います。そこで、わかりやすいVic FirthのUSのサイトの内容を参考にして以下に説明します。
標準は5A
標準的と言われるモデルはAmerican Classicの5A (http://vicfirth.com/products/drum-sticks/american-classic/5a/)で、直径0.565インチ (1.44cm)、長さ 16インチ (40.64cm)、Medium Taper (先細り部分の長さ) 、材質 ヒッコリー、先端 (木、涙滴型、表面エリア medium) と書いてあります。市場価格は2本ペアで1,000円くらいです。Taperはshort/medium/longの3種類で正確なtaperの長さは不明です。shortは先端が重めでいわゆるトップヘビー、longはトップライトです。木製品なので、重量にばらつきがあり、湿度でも変化するため7日、明記されていないので、実測するしかありません。木材は、メープル/ヒッコリー/オークが一般的で、メープルは軽いが長持ちしない、オークは堅くて長持ち、ヒッコリーは中間で無難な選択です。
この5Aを基準として、他のメーカーの製品とVic Firthのモデルを比較するよいでしょう。以下、小さい順ですべてmedium taperです。5BNのようにNがある型番は先端(tip)がナイロン製で長持ちしますが、音色が変わります。
- 7A — 細くて軽い (jazzには向いている) 1.37 x 39.37 cm
- 5A — 標準的 (オールジャンル) 1.44 x 40.64 cm
- 55A — 標準的 (オールジャンル) 1.47 x 40.64
- 5B — ややロック向き 1.51 x 40.64
- 2B — 重くて長い 1.6 x 41.28
消耗品なので、色々なサイズ、メーカーの製品を試して、自分に合うものを探す旅に出ましょう。
いつでも同じスティックでを使うのではなく、演奏ジャンルで使い分けることもあります。
消耗箇所
消耗する箇所はプレースタイルによって違いますが、私の経験では以下の3通りです。
- 先端が欠ける — 木製だから当然です。ナイロンの方が長持ちしますが、音色と感触がかわるのでお好みで。
- 先端から少し手前が削られて細くなる — ハイハットやシンバルで削れます。木のスティックだと仕方がないですが、異様に消耗が速いなら削れない振り方を心がけたほうがよいかもしれません。
- スネアのリムに当たるところが削られて細くなる — スネアをガツン!とヒットするときにリムも一緒に打つと削れます。初心者のころは特に力任せに押し付けていたので消耗が激しかったですが、押し付けずに跳ね返るように叩き方を変えてからは、長持ちするようになりました。
特殊素材スティック
周りで使っている人が少ないですが、私はAHEADの折れにくいスティックを愛用しています。軽やかな曲はVic Firthの5BN、ハードロックはAHEAD 5Bと使い分けています。特長は以下の通りです。
- AHEADのスティックはジュラルミン製の芯にプラスティックのカバーとチップで長持ちします (カバーとチップは交換可能)
- 重さはあまりかわりませんが、トップヘビーです。力いれなくてもハードヒットでき、手への振動も少ないので楽です。軽やかなプレーには不向きです。
- グリップ部分が金属なので、グリップテープを巻くか、革手袋して叩く必要があります。グリップテープの分太くなることに注意。
その他、スティック関連用品
- 滑り止め対策 — 手の汗で滑る、湿り気がなくて滑る、空振りで落とす
- 滑り止めワックス
- グリップテープ(バドミントンや卓球ラケット用でも可)
- ドラマー用手袋 (ゴルフ用でもよさそう)
- スティックにはめて指を通す製品(商品名 Gig Grips等)
- スティックケース — 運搬、予備スティック入れ(演奏中に投げたりたりしたときに)
フロアタムに小さなスティックケースをつけると便利ですが、若干ビビリ音が出るので、レコーディングの際には外したほうがよいでしょう。
特別なスティック類
Vic Firthの説明が充実しています。ドラムセット (drum kit) 以外の打楽器用の製品も使えます。
- ブラシ: ジャズで使います — スネアヘッドはコーティッド(ざらざら)でないと音が出ません
- RuteとTala wands: 普通のスティックで音が大きすぎるときなどに使えます
- マレット: ティンパニーなどで使う先端にぼんぼんが付いた棒。シンバルをシャーンと鳴らしたり、他のドラムを柔らかく鳴らす
以上
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