ドラム譜面を書いてみよう (概説)
探しても譜面が見つからないときや自分で書いてみようと思ったときのための説明です。簡単な実例はあとで紹介します。なお、このレッスン内容はあくまで著者の流儀に従ったもので、一般的と言えないかもしれません。自分の先生に教えてもらいましょう。
手順の例
初めての場合は、バンドスコアまたはドラムタブで正解がわかる曲で練習するとよいでしょう。メモ用紙と筆記用具、5線紙か譜面を書くソフトウェアを用意します。
Step1 (メモ用紙)
- メトロノームで曲のテンポを測る
- 曲の構成をメモする — イントロ、歌 (verse)、Aメロ、Bメロ、サビ前 (pre-Chorus)、サビ (Chorus)、間奏 (Inter)、ブリッジ、アウトロ等
- 拍子(4/4等)と各部分の小節数を数える — 4の倍数が多いが、最近の曲は変わり目(transition)で+1小節や+2/4の小節がある
- (応用) 繰り返しで短く書けるか検討
このメモで、演奏できそうなら、各部分の先頭の歌詞を追加する。コード名を記入してもよい。
Step2 (譜面)
- 各部分の基本グルーブを書き取る (ハイハットまたはライド、スネア、ベースドラム) — ハイハットとライドの音は左右に振られていることがおおい
- フィルインはまず長さ (何拍か)を確認、聞き取れないところは空けておく、タム回しはとりあえずスネアで書いておく
- クラッシュシンバルが入っている箇所を聞き取って記入
Step3 (確認と仕上げ)
- 終わりまでかけたら、音源を聞きなおして小節数と構成があっているか確認。自分で演奏してみる (フィルインは気にしない)
- フィルインを頑張って聞き取って記入 — わからないところは先生に聞く、必要なら手順を想像して書き込む
譜めくりが大変にならないように、A4用紙 2枚(貼り合わせてA3)、長くて4枚(A3 2枚) が理想です。
以上
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