ベースドラム (キック) ペダルの踏みかた (先生の解説ビデオあり)
初心者のうちは、ペダルの種類と調整具合がとても気になりましたが、何年かすると練習スタジオの借り物ペダルでも普通にプレーできるようになりました。ただし、ライブハウスでは、ほとんどの出演者が自分のペダルとスネアを持ってくるので、ボロボロのペダルしか置いていない場合があります。
新品を購入した場合、標準的な設定で出荷されているので、そこから微調整するとよいでしょう。
どこに足を置いてどこで踏むか
- かかとをボードの手前の平な部分に残して足を置く (深すぎず浅すぎず) — スローンも動かして、色々な踏み位置を試す
- 親指の付け根付近をペダルの中央かやや奥に当て、かかとごと落とす感覚で踏む (つま先には力をいれない)
奏法の分類
- ヒールアップ vs. ヒールダウン(両方できるほうがよい)
- ロックではヒールアップ (かかとを持ち上げて踏む) — 大きな音量が出せる
- ジャズではヒールダウンが主流 (かかとが殆どの時間ペダルと接触している) — 細かいコントロールができる
- ビーターを埋める(closed) か戻す (open) か (両方できるほうがよい)
- 埋める: 踏みこんでそのまましばらく保つ — 余韻が少ないパンチ音が出せるが、高速プレーには不利
- 埋めない: 踏んだらすぐ力を抜いてかかとを下げる(バネでビーターが戻る) — 次の音をすぐ出せる、音に自然な余韻がある
- ×中途半端: 打面に2回以上当たってしまう — ビビリは踏み方が悪いだけでなく、打面ヘッドの張り具合が原因の場合もある
- まとめると、ヒールアップ (埋める)、ヒールアップ (埋めない)、ヒールダウン (埋めない) の3種。ヒールダウン (埋める) はほとんどつかわれていないでしょう。
ヒールダウンの練習
ポピュラーではヒールダウンを使う機会が少ないと思いますが、ヒールダウンも基礎練習だけしておくとよいでしょう。(出典: https://www.moderndrummer.com/article/august-september-1981-strictly-technique-bass-drum-control/ )
すべてヒールダウンでジャズライドのパターン
4分音符はヒールダウン、8分音符はヒールアップ気味で
これはヒールダウンでもアップでもなく、足を浮かせて、くるぶしを支点に足をばたばたしてペダルを動かす練習です。高速ダブル、トリプルなどで使えます。
ダブル(ツイン)ペダル
- ベースドラムを2つ置き、それぞれにシングルペダルをつける — 高速連打、2つの音色がつかえる
- ベースドラムを1つ置き、ダブルペダルで2ベースドラムを真似る — 高速連打、音色は同じ
- 場所はとらないが、ハイハットスタンドのペダルの位置を少しずらす必要があるかも
ダブルペダルの練習
- ダブルの練習箇所を増やしていく。最初は1拍、次は1拍と1拍休み、最後は全部
- ハイハットペダルを離すので、代わりにライドシンバルを使う
- 足順
- RLRL RLRL
- LRLR LRLR
- その他: RRLL、パラディドル等
足順はRLR LRLの他に、RLL RLLなど
- これはかなり速い
- 最初は1拍、つぎは1拍と休み1拍、最後は全部
Questions
- いきなりダブルペダルを買って後悔しないでしょうか。
以上
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